幅広い分野において功績を残している人物として有名。
(数学・天文学・占星学・音楽学・光学・地理学・地図製作学)
プトレマイオスは、「天動説(てんどうせつ)・地球中心説」を唱えたことで有名な人物です。
これは、地球が宇宙という場所にあり、その周りを太陽や他の惑星が回っているのだというものなんですよ。
文字通り、「地球を中心に全てが回っている」とする説ですね。
しかし、彼の功績は天動説を初めて見つけたというものではなく、“天動説がどんな仕組みになっているのか” という具体的な内容について解説したことだと言われています。(天体観測の方法、軌道計算、太陽との距離などの解説)
- アルマゲスト(天文学の教科書)
- ゲオグラフィア(地理学の本)
- テトラビブロス(西洋占星術の本)
プトレマイオスの著書は、3冊ほどあります。
どの書物も、発展に大きく貢献したものとして有名です。
天文学に「数学の要素」を加えて解説した書物になります。
計算方法とかをちゃんと記載したりとかして、論理的に記した本って感じですね。
地図に初めて「経緯線」を使った書物です。
赤道とか、北極線とかですね。
当時のデータは、あまり正確ではなかった為に、地球の周囲の長さが実際の7割ほどしかなかったそうですよ。
でも、たくさんの大陸とかを発見するのに役立った書物です!
西洋占星術に関することが書かれた書物です。
占星術というのが、天体(太陽・月とか)の動きと人間や社会などに結び付けて占うものとなっています。
この書物では、「星の位置によって、世界にどんな影響を与えるのか」というものを説明しています。
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プトレマイオスの名前は、ローマとギリシャの名前を一緒にしたものと言われていますが、英語表記にすると「トレミー(Ptolemy)」となります。
その為、彼の見つけた星座は「プトレマイオスの48星座(トレミーの48星座)」と呼ばれているんですよ。
黄道(こうどう)というのは、太陽の通り道(見かけ上の)のことです。
12星座は、この通り道にある星座のことなんです。
正確には、へびつかい座も入れて13個ありますが、黄道12星座では「へびつかい座を除いた12星座」のことになります。
- アンドロメダ座 (Andromeda)
- いるか座 (Delphinus)
- うしかい座 (Bootes)
- おおぐま座 (Ursa Major)
- カシオペア座 (Cassiopeia)
- かんむり座 (Corona Borealis)
- ぎょしゃ座 (Auriga)
- ケフェウス座 (Cepheus)
- こうま座 (Equuleus)
- こぐま座 (Ursa Minor)
- こと座 (Lyra)
- さんかく座 (Triangulum)
- はくちょう座 (Cygnus)
- ペガスス座 (Pegasus)
- へび座 (Serpens)
- へびつかい座 (Ophiuchus)
- ヘルクレス座 (Hercules)
- ペルセウス座 (Perseus)
- や座 (Sagitta)
- りゅう座 (Draco)
- わし座 (Aquila)
北の空で見ることのできる星座です。
南の空で見ることのできる星座です。
アルゴー座は現在はなく、りゅうこつ座・ほ座・とも座という3つに分かれました。